Point4.オフィス移転の「お金事情」
家の引越しをする際に出てくる「敷金」という概念ですが、オフィスを借りる際にも同様に出てきます。契約の際に納める必要があり、家賃の滞納や、オフィスを退去する際に修理などが必要な場合の費用などに充てられます。「敷金」と「保証金」という呼び方がありますが、基本的には同じ意味として考えて問題ありません(関東では敷金、関西では保証金、というエリアによる呼び方の慣習の違いがあるみたいです)。
さて、家の引越しの際に馴染みのある「敷金」ですが、通常だと1〜2ヶ月分あたりが相場ですが、オフィス移転の場合はオフィスの規模によって大きく異なります。10名程度で借りるような物件は3ヶ月程度のオフィス物件も多いですが、100名が入るような広さになると基本的には12ヶ月分が相場となります。
広さに伴ってオフィスの賃料も高くなります。例えば渋谷エリアのオフィスだと、1坪あたり2万円以上は当たり前にありますし、中には1坪あたり3万円の物件も。100名が入るオフィスとなると、200坪ほどの広さが必要です(詰め込めばもう少し狭めでも大丈夫ですが)。となると、1坪2万でも家賃は400万円/月。そうなると、敷金は400万円×12ヶ月で4800万円。相当な金額です。
戻ってくるお金とは言え、企業にとって資金が短期間で大幅に減ることはキャッシュフローの観点でとても大切です。ましてやベンチャーやスタートアップにとっては、なおさら。ひとつはこの金額を支払えるような資金計画が必要ですし、もうひとつの観点としてはこの敷金/保証金をどうやって削減できるかという観点も大切になってきます。
必ず利用できるわけではないですが(審査が発生しますが)、保証金半額サービスなどもあります。状況によってはオーナーへの交渉も可能です(できない場合も多々あります)。大きな金額が動くポイントなので、ぜひオフィス仲介のパートナーと密に連携を取りながら進めていきましょう。
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