REPORT
2024/7/26
これからの場づくりを考える新プロジェクト『デザイン ば』発足! 〜キックオフイベント「vol.0:駅と高架下」開催レポート
”働く場”を起点とした場づくりを手がけてきたヒトカラメディアでは、この度「人と街をつなげる"場づくり"」ついて学び合うプロジェクト『デザイン ば』を発足しました。さまざまな地域やプロジェクトで場づくりを実践されているゲストをお招きしたり、自分たちでリサーチを行ったり深掘りしたりしながら、これからの場づくりのあり方を紐解いていきたいと思います。
ヒトカラメディア
プロジェクトメンバー

人と街をつなげる"場づくり"ついて学び合うプロジェクト『デザイン ば』発足!
ヒトカラメディアでは、この度、「人と街をつなげる"場づくり"」ついて学び合うプロジェクト『デザイン ば』を発足しました。このプロジェクトではさまざまなゲストをお招きしたり、自分たちでリサーチを行ったり深掘りしたりしながら、これからの場づくりのあり方を紐解いていきたいと思います。
去る6月25日、プロジェクトのキックオフも兼ねたトークイベントvol.0を下北沢「砂箱」にて開催しました。vol.0のテーマとして掲げたのは「駅と高架下」。通勤や買い物で日々使う場所でもあり、オンとオフのスイッチポイントでもある駅。そして、近年新しい活用のされ方が広まりつつある高架下。都市生活者が無意識に、何気なく触れるこれらの場所について改めて定義し、考えを深めることのできる機会となりました。
ゲストには、株式会社JR中央線コミュニティデザインの宮城信太郎氏、京王電鉄株式会社の角田匡平氏をお迎えし、お二人のこれまでの取り組みや今後の展望についてお話を伺い、参加者の皆さまと共に新たなアイデアや視点を共有することで、これからの場づくりに関するヒントを探りました。
ここでは当日の様子と、お二人の貴重なお話をダイジェストにしてお届けしたいと思います。


駅員と共に鉄道業を掘り起こしていきたい
宮城信太郎 氏/株式会社JR中央線コミュニティデザイン
✔️JR中央線コミュニティデザインとは?
駅ビルだけではなく、駅自体をフィールドとして取り組んできた会社。中央線ビールフェスティバル、Chuo Line House KOGANEIなどを手がけ”賑やかし”を行ってきた。
✔️駅の定義とは?
駅を存続させるには何を模索すれば良いのか。今までの駅で良いのか。という批判的な視点を持ちながら鉄道機能だけではない駅を考え続けている。取り組みとしてはいわゆる開発というよりも駅員と地域の方々とのコミュニケーションを強く意識している。
✔️これまでの取り組み
①にしこくおみやげプロジェクト
国分寺にお土産が無いという駅利用者の意見から、駅員主導でお土産を開発。制服を着た駅員が販売することで駅ならではの価値や、駅の役割の拡張ができた。
②駅でポップ栽培
駅でポップを栽培し、ビールを製造販売。駅員が水をあげるなど栽培を行い、街の方々が通行時に見守ってくれることで接点も生まれた。
✔️今後の駅はどうなるのか?
駅と街が一緒になるべきだと思う。鉄道以外の商売・使い方・暮らし方を駅側から提案していくことで、将来無人駅が主流になってもコミュニケーターとして駅員が常駐する可能性もある。鉄道には安全が求められる以上、鉄道の文化を劇的に変えることは非常に難しいが、駅の中心である駅員と共に鉄道業を掘り起こしていきたい。


新しい価値を見出していけるプレイヤーと共に、沿線へ展開していきたい
角田匡平 氏/京王電鉄株式会社
✔️「ミカン下北」開発の背景
昔は駅に人が来てくれることが前提としてあったが、人口減少やテレワークの加速によりその前提を考え直さなくてはいけなくなった。鉄道企業として、売上や賃料の最大化などの物件最適化を考えてきましたが、これからは街最適とまちづくりを考える必要がある。
✔️「ミカン下北」開発ミッション
「街への期待値を上げる」を開発ミッションに掲げた。下北沢の開発ではプレイヤーに着目して、プレイヤーが主体的に動けるように「プレイヤー×アセット」のコーディネートを京王電鉄が担うという構図を目指した。
✔️「ミカン下北」開発ポイント
①場を整える
「プレイヤー×アセット」でコトを起こしていくためには拠点が必要だと考えた。それがワークスペース『SYCL by KEIO』
②仕組みを入れる
『下北妄想会議』を実施し、妄想の実現のために『studioYET』により実現支援を行っている。①と②を持続させて収益に繋げていくという考えのもと『ROOOT』の起案に至った。『ROOOT』は下北沢のみにとどまらず京王線沿線に広げていきたい。
「駅に行くと面白い。駅に行くと何かがある。そんな場所でありたいです。駅がいつも賑やかで、駅員は法被を着るような気持ちで制服を着てお客さんを主導する・・・そういう雰囲気を作りたいです」という思いを語ってくださった宮城氏。角田氏からは「一緒に価値を見出していけるプレイヤーと共に、『ミカン下北』で実施していることをどんどん沿線に展開したい」というビジョンも訊くことができました。
今回のイベントを出発点として、これから『デザイン ば』では、さまざまな視点や経験、知見を持つ多種多様な方々と共に、これからの場のあり方、それを織りなす経済、まちづくり、コミュニティ、教育、カルチャーなどについて対話やセッションを重ねていく予定です。ヒトカラメディアの新しいプロジェクトである、この『デザイン ば』にぜひご注目ください。

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