PROJECT
2026/2/18
【入居者座談会】開業からまもなく1年。渋谷/神南のシェアオフィス「SHIBUYA WayP」から広がる、自分に心地よい働き方
2025年春にオープンした新築オフィスビル「SHIBUYA WayP」。公園通りを上り、代々木公園へと抜けるカルチャーの発信地、渋谷区神南に位置するこの場所が、まもなく1周年を迎えます。 今回は、実際に入居されている方々をお招きして座談会を開催。ご参加いただいたのは、映像制作会社「株式会社Lumii」の代表・宮原駿様と、ビル1階でサンドイッチ&コーヒーのお店を営む「FARO」代表の田邊 芳織様です。 聞き手は「SHIBUYA WayP」のリーシングを担当するヒトカラメディアの竹林と河野。移転の決め手からオフィスの使い心地、渋谷・神南で働くことの魅力、そして今後の展望まで、「SHIBUYA WayP」のリアルな姿をお届けします。
ヒトカラメディア
プロジェクトメンバー
1. 移転の決め手は、充実の「共用部」と自分たちと近い「価値観」を感じられたこと

ーー本日はお集まりいただきありがとうございます。早速ですが、宮原さんにお伺いします。以前は恵比寿のシェアオフィスにいらっしゃったとのことですが、移転を決められた背景を教えていただけますか。
Lumii・宮原 駿様(以下「宮原」):はい。当時、恵比寿で利用していたのが最大6名の区画でした。もともと社員が5人ほどいて、次の入社も決まり始めていたので、スペース的に広くする必要がまずありました。2部屋借りる案もあったのですが、やはりメンバーとの交流のしやすさを考えると、一室で広い方がいいなと。
ーーたくさんの候補物件の中から「SHIBUYA WayP」にされた決め手は何だったのでしょうか。
宮原:弊社はWEB会議を毎日たくさん行うんですね。お客さまとのやりとりもWEB会議がメインですし、各メンバーが1日にこなすアポイントの数も多いので、個室のフォンブースが充実していることが必須条件でした。色々探したのですが、「SHIBUYA WayP」さんほどフォンブースが整っているオフィスは他にありませんでした。それが圧倒的に大きな決め手になりましたね。
ヒトカラメディア・竹林孝文(以下「竹林」):ありがとうございます。そうですね、現在18台設置していますが、近隣のシェアオフィスと比較してもかなり多い数だと思います。この「SHIBUYA WayP」の開発段階で行った市場調査でもフォンブースの要望はかなり高いことが分かりましたし、駅から少し遠いという立地条件をカバーするためにも、そういったサービスレベルで勝とうと考えました。会議室の予約に困らないこと、特に1人でのミーティングが増えている中でフォンブースが有効に使えること、そして、それが追加料金なしで家賃に含まれている分かりやすさ。そういった観点から、フォンブースはできる限り多く設置しようという経緯がありました。
宮原:まさにその通りです。私たちが見た中では、多くても5、6室程度でしたし、課金制のところも多かったです。ここは広いミーティングルームも追加料金なしで使えるところが、何よりも大きな決め手でした。
2. 渋谷だけど落ち着いて働ける、神南エリアの魅力

▲株式会社Lumii 代表・宮原 駿様
ヒトカラメディア・河野多恵(以下「河野」):駅から少し坂を上る立地ですが、そのあたりは気になりませんでしたか。
宮原:もちろん駅近に越したことはないですが、明確なデメリットにはなっていないと感じます。
河野:駅前の喧騒を抜けると、この神南エリアは渋谷の中でも特にカルチャーの匂いがしますよね。坂を上るからこそ視界が開けて、昔ながらのお店も残っていたり。渋谷でありながら、落ち着いて働ける環境は良いなと改めて感じました。
宮原:確かに、弊社のメンバーも同じようなことを言っていました。移転先が渋谷だと決まった時、正直「渋谷はちょっとゴミゴミしているんじゃないか」という声もあって。以前が恵比寿だったので、おしゃれなイメージとのギャップに抵抗を感じるメンバーも若干いたんです。でも、ここを見学に来た時に「このエリアはこんなにキレイなんだ」と驚いて、「これなら渋谷でも全然いいね」という反応に変わりました。
それと、設備の条件がマッチしていたことに加え、オフィスの雰囲気が”自分たちらしい”と感じられたことが大きいです。いわゆるオフィスビルという感じの、ビジネスチックすぎる空間は弊社のカルチャーには合わないという話をしていました。
河野:それは吹き抜けの開放感などでしょうか。
宮原:それもあると思います。緑が周りに多く、公園が近いという環境も含めて、全体的な雰囲気がすごく良いなと。オフィスで働いている自分たちの姿が、すんなりとイメージできたんです。自分たちと近い価値観を、この場所に感じられたのが最終的な決め手になりました。
3. 街とオフィスを繋ぐ、こだわりのサンドイッチ&コーヒー店

▲FARO代表 田邊 芳織 様
ーー「SHIBUYA WayP」の1階にはサンドイッチ&コーヒー店「FARO」さんに出店いただいています。店舗リーシングを担当した竹林さんが、なぜ「FARO」へお声がけをしようと思ったのですか?
竹林:この「SHIBUYA WayP」には「公園と一体化したようなシェアオフィス」というコンセプトがあったんですね。なので、1階の店舗を選定する前にあたっても、いわゆるチェーン店ではなく、緑に囲まれた神南エリアに合い、素材や料理、飲み物にこだわりを持った方とご一緒したいと考えていました。
シェアオフィスで働く方々が、休憩や打ち合わせで使ったり、仕事終わりに顧客と一杯飲んで帰れるような場所。そういった複合的な使い方ができる店舗を探していました。その中で、僕が以前、代々木にある「FARO」さんへお邪魔したことがあって。お店は小さいながらも街に溶け込み、共存している姿が印象的で、サンドイッチとコーヒーへのこだわりも感じられました。その記憶がふと浮かび、お声がけしたという経緯です。
FARO・田邊 芳織様(以下「田邊」):ありがたいです。実は、出店のお声がけは日々たくさんいただくので、メールをお返し出来ない場合も多いんです。ただ、その時はなぜかお返ししたんですよね。メールに「渋谷の神南」と書かれていて、私自身このエリアにゆかりがあったこともあり、まずは情報交換だけでも、と。実際に竹林さんが代々木のお店に来てくださって、「トンボ(魔女の宅急便)みたいな大きな方が来たな」というのが第一印象でしたが(笑)、竹林さんのお人柄から”ただ場所を借りるだけでなく一緒に何かやっていけそうだな”という期待感が大きく、ぜひご一緒できればと思いました。
ーー神南エリアにゆかりがあった、というのは?
田邊:私、元々アーティストでして、ここの裏手にあるスタジオで昔からレコーディングをしていたんです。なので、この辺りは馴染みのあるエリアでした。それに、「FARO」という店名はイタリア語で「灯台」を意味するのですが、ここは渋谷で一番高い場所。光を放つ場所として、コンセプト的にもぴったりだなと感じました。
ーーこれまでの店舗とは違う、この場所ならではのチャレンジはありましたか。
田邊:空間が広いので、全体のイメージをまずは掴もうと思い、ガーデナーさんのスケッチをもとに、色や文字を加えながら絵コンテを作りました。目の前が公園なので、公園とつながるサステナブルな店づくりをイメージしました。店内で植物を販売するというのも、ここで初めての試みですね。

河野:実際に1年間営業されてみていかがですか?
田邊:この場所に出店したことがきっかけで、一口で食べられる小さいサイズのサンドイッチを開発したんですね。それがすぐ近くにあるNHKのケータリングや、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)などのライブ会場の楽屋見舞いとして、すごく好評いただいています。この店舗ならではの新しい試みが出来てうれしいですね。
ーー「SHIBUYA WayP」以外にも、1階に飲食店を持つオフィスビルをここ数年で複数企画してきましたが、オフィスビルの1階にカフェやコーヒーショップがあることの意義を竹林さんはどんなふうに捉えていますか?
竹林:シェアオフィスの共有スペースには、よくフリードリンクサービスがありますが、正直本物の味には敵いませんよね。それに、同じコーヒーを飲むにしても、場所を1階に変えるだけで気分がリフレッシュ出来て、仕事が捗ることってあると思うんです。オフィスで商談をしたあとに下でランチを一緒に取ったり、朝のメールチェックは1階のカフェで・・・という使い方も出来ます。
それに、1Fにこういった飲食店があることで、”オフィスビルと街との接続”が生まれると考えています。近隣に住む方や他のオフィスで働く方が訪れることで、シェアオフィスがだんだんと街と馴染んでいって一体化する。食を通じたコミュニケーションの場があることが、街、シェアオフィス、店舗、すべてを繋げるために必要だと考えています。
4. ”会社に集まりたい”を作りだすオフィス環境

ーー「Lumii」の皆さんは、移転されてから働き方に変化はありましたか?
宮原:メンバーの変化は感じていますね。弊社は週2日までリモートワークが可能ですが、出社した時の満足度が上がったようです。以前は、出社したら基本的に自分たちのオフィスにいましたが、ここでは執務スペースだけでなく、ラウンジに行ったり、屋上を使ったり、いろいろな場所を選べて働けるのが良いようです。私も4階のラウンジにしょっちゅういます。そのおかげで、積極的に会社に集まりたいという空気感が生まれているように思います。人との繋がりを大切にする弊社のカルチャーにとっても、とても良い影響だと感じています。
ーー今後、このビルでやってみたいことなどありますか。
田邉:SHIBUYA WayPの皆さんとは、まだ積極的なコラボレーションができていなかったので、今後は入居者さん向けにコーヒーの割引チケットを配布したり、専用のランチメニューをご提供できたらいいなと思っています。ウチのお店や4階のラウンジを貸し切ってイベントなどをされる際には、お客様のイメージに合わせてケータリングをご提供できたら・・・というのも考えているところです。
宮原:それはいいですね。弊社でも今後、ラウンジで何かイベントをやりたいという構想があるので、その時はぜひケータリングをお願いしたいです。
竹林:SHIBUYA WayP全体としても、目の前の北谷公園で開催されている「JINNAN MARKET」をはじめ、地域のイベントや行事にも積極的に関わりながら、入居者さん、FAROさん、そして街の方々とご一緒できる機会を増やしていければと思っています。本日は貴重なお話をありがとうございました。今後も皆さんと一緒に、この場所を盛り上げていけたらと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

取材・文/ヒトカラ編集部
ヒトカラメディア
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