PROJECT
2026/1/15
オフィスという”場”が事業成長のきっかけに。ハードとソフトの両輪で進化させていくうねり株式会社のオフィス
前回のオフィス移転からわずか1年半で現オフィスへ移転したうねり株式会社(旧社名:シリョサク株式会社)。同社のオフィスは創業時の約15坪から約6倍の90坪になり、オフィスも事業も急成長してきました。前回の移転に続いて、今回も物件選定から内装デザインまでをヒトカラメディアがサポート。仲介を担当した上岡、空間デザイナーの江川も交え、急拡大フェーズにおけるオフィス戦略と、新たな拠点に込めた思いをうねり社の代表・豊間根 青地氏に伺いました。
ヒトカラメディア
プロジェクトメンバー
1.わずか1年半でオフィス移転。オフィスをきっかけに芽生えた拡大思考

▲うねり株式会社 代表・豊間根 青地氏
――このオフィスへ移転される前は、ヒトカラメディアが企画/運営をしている「WAW⾚坂第35興和ビル」へ入居されていて、その際の移転と内装デザインも支援させていただきました。そこから1年半足らずで今回のオフィスへ、ということでスピーディーな移転となりましたが、どのような背景があったのでしょうか。
うねり・豊間根 青地 様(以下「豊間根」):一番の理由は、事業成長に伴う人員増加ですね。自分たちが想像していたよりも早い移転となりましたが、必然的な判断だったと言えます。
ヒトカラメディア・上岡 貴弓(以下「上岡」):そうですね。私たちも「もう移転ですか!?」と正直びっくりしました(笑)。でも、今後の採用計画や事業計画を拝見したところ、今回のタイミングでの移転はもちろんのこと、広さも旧オフィスは22坪でしたが、90〜100坪前後が適正では?というご提案をさせていただきました。

――上岡と一緒に、物件の候補を絞りながら内見を行っていきましたが、最終的にこのオフィスに決められたポイントは何だったのでしょうか。
豊間根:広さやアクセスはもちろんですが、ここに初めて来た時になんか”気がいい”と思ったのもひとつのポイントでした。周りに高い建物がなく、眺望が良くて、お寺や緑も見えて、すごく開けているのがいいなと。ビルや専有部分のスペックがどれだけ良くても、気持ちよく働けないとダメだと思うので、ここはそういう意味でもバランスの取れた良い物件だと思いました。
上岡:豊間根さんに初めてお会いした時は、まだ恵比寿の「ふじビル」に入居されていた時でした。あの時はまだ社員の方はいらっしゃらなかったんですよね?

豊間根:そうなんです。あの時はまだ社員はいなくて、業務委託のメンバーが2人いるだけでした。なので、ぶっちゃけオフィスは要らなかったんです。でも、コミュニティ運営などをやっていたので、イベントもできる場所として借りていました。今思うと、あの時オフィスを持ったからこそ、オフィスという場所に人やアイデアが集まって事業成長のきっかけになることを知れたし、もともと、事業をどんどん拡大していくことはあまり考えていなかったけれど、オフィスを大事にしながら成長していきたいと考えるようになりました。
2.物件契約前から伴走。チームの壁をつくらず、創造性を生むオフィスレイアウトに

――今回の物件は家具や什器も一部付いたハーフセットアップオフィス(※)でしたが、契約前の段階から内装についてご相談いただいていました。
豊間根:人が増えたからただオフィスを拡張して席数を増やせばいい、というわけではないと思うんですね。なので、セットアップオフィスですが内装は自分たちにフィットするように手を入れる予定でした。物件の契約前からその内装についてヒトカラさんがビル側と交渉してくださったのは有り難かったですね。結果、自分たちの要望を内装に反映させた状態から借りることができました。
(※ハーフセットアップオフィス:内装に加えて什器や家具なども一部が予め揃っているセットアップオフィスのこと。すべて揃っているフルセットアップオフィスに比べると、旧オフィスの什器が活用できるなどの利点がある)

ヒトカラメディア・江川郁美(以下「江川」):物件を仲介する会社と内装を手掛ける会社が別々だと、私たちプランナーが関わる時にはもう契約が成立していることが多いので、あとから内装の要望を反映させることが難しいんです。今回は物件がちょうどセットアップオフィス化するタイミングだったこともあり、仲介担当である上岡と一緒に契約前から入らせていただき「ここに会議室を作りたい」「しかも分割して使いたい」などの要望をビル側と最初から交渉できたのは大きかったなと思います。ヒトカラの連携力を活かすことができて私も嬉しかったです。
――もともとの内装を活かしながら、どんなテーマで”うねりらしい”内装を作っていったんですか?
江川:4つほどテーマを掲げてそれぞれプランをご提案したのですが、お出しした瞬間に豊間根さんが「これですね!」とおっしゃったのが「まざり合って創造性&一体感UP!」というプランでした。今回のオフィスでは、チームやプロジェクト、社内外の枠を越えて、自然と人がまざりあうようなゾーニングを意識しました。 デスクが並ぶワークスペースの中や、そのすぐ隣に、いろんなタイプのオープンミーティングスペースを点在させています。社員数が増えてきた今だからこそ、オフィスに来れば誰が何をしているかが自然と見えたり聞こえたりして、そこから会話が広がったり、新しいアイデアが生まれたりする。 そんな一体感のある雰囲気につながればいいなと思って設計しています。
豊間根:オフィスが広くなりメンバーも増えたからこそ、”ゆるやかに繋がっている感覚”はすごく大事ですよね。それこそが出社する意味だし、大事なところだなと思います。
江川:そうですね。キャスター付きの家具が多く、イベントのときや打合せの内容に合わせて、気軽に動かせるのもポイントです。仕事を面白がっていくうねりのみなさんだからこそ、仕事も場も決まりきったものではなく、自由に使い倒してもらえたら嬉しいです。


3.オフィスは生き物。ハードとソフトの両輪で進化させていく

――今回の移転とほぼ同じタイミングで、社名を「シリョサク」から「うねり」へ変更するという大きな出来事もありました。
豊間根:私たちは資料作成から事業が始まっていますが、本質的な価値は「人に何かを伝えて動かす力」や「成果を出して面白がるマインド」にあると思っています。「資料作成」という言葉は分かりやすい一方で、私たちの本質的な価値との間に少しずつ溝ができているようにも感じていました。分かりづらくなるトレードオフはありつつも、このタイミングで社名変更に踏み切りました。
――新しいバリューも策定され、それをオフィス空間にも反映されていますね。
豊間根:はい。「ツメアト」「ゲンゴカ」「キントレ」、「アソビバ」など、新しいバリューの名前を会議室につけています。ソフトの面でも業務で”爪痕”を残した人を表彰するコンテストを社内で企画したりと、バリューを浸透させるための仕掛けを考えているところです。
――先ほど「”場づくり”が事業の足がかりになる」というお話もありましたが、今回のオフィス移転を通して、オフィスに対する考え方や思いに何か変化はありましたか?
豊間根:オフィスはハードとソフト、その両方が大事だと思いましたね。作ったあとどう運用していくか、どういう思想で使いこなしていくかによって価値が0にも100にもなる。そういう意味でもオフィスって、やっぱり”生き物”だなと。だから、ここからが本番だと思っています。使ってみて分かることもたくさんありますし、ハード(空間)のミクロな部分を修正しながら、ソフトの面で最適な状態を作り続けていくことが必要なんだと思います。社名もバリューも新しくなり、ここからもっとうねりらしさを空間に落とし込んでいけたらと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。
取材・文/ヒトカラ編集部
ヒトカラメディア
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