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2020/2/10

個人の“はたらく”可能性を追求。共に挑んだ人が集う空間づくりの軌跡

オフィス移転のやり方ひとつで会社は変わり、そこに集う人たちの働き方も変わる。ヒトカラメディアは、「ただのオフィス移転」を「会社の成長の好機」に変えるサービスを提供しています。

今回ご紹介するのは、株式会社グローバルウェイの新規サービス開発チーム、グローバルウェイラボさんのオフィス構築プロジェクト。「次の”はたらく”を作る」をミッションに掲げ、個人の時間を気軽に売買できるサービス「タイムチケット」などを運営し、はたらく可能性をひろげることにフォーカスするグローバルウェイラボさんは、ヒトカラメディアと共にどんなオフィスを作り上げたのか。

グローバルウェイラボ室長の山本 大策(やまもと だいさく)さんと、コミュニティマネージャーの大底 春菜(おおそこ はるな)さん、ヒトカラメディアで内装プランニングとデザインを担当した村山(むらやま)、小島(おじま)の4名で対談を行いました。

ヒトカラメディア
プロジェクトメンバー

    今回の登場人物

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    山本 大策さん|株式会社グローバルウェイ グローバルウェイラボ・室長:株式会社グローバルウェイ グローバルウェイラボ・室長。みずほ情報総研株式会社、フィードパス株式会社、株式会社リクルートメディアコミュニケーションズを経て、自ら株式会社レレレを設立し、「CoffeeMeeting」、「タイムチケット」などのサービスをリリース。2016年10月にレレレの全事業を株式会社グローバルウェイに譲渡し、現在は、新規事業を開発する部署グローバルウェイラボの室長として新規プロダクト開発・運営に携わっている。

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    大底 春菜さん|株式会社グローバルウェイ グローバルウェイラボ・コミュニティマネージャー:株式会社グローバルウェイ グローバルウェイラボ・コミュニティマネージャー。タイムチケットコミュニティマネージャー。長崎県長崎市出身。広島大学卒業。前職、通販大手にてテレビショッピングの企画や制作を担当。タイムチケットコミュニティマネージャーとして2017年からグローバルウェイに加入。自身のタイムチケット販売枚数200枚以上、購入枚数80枚以上。世の中の「もの」「ひと」「こと」を繋ぐ「コミュニティスポット」を目指す。

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    村山 太一|株式会社木下商会 代表:石川県金沢市出身。首都大学東京大学院工学研究科建築学専攻修了。インテリア雑誌コンフォルトの編集を経て、輸入オフィス家具の販売、オフィス構築に従事。その後ヒトカラメディアに入社し、プランニング事業部を立ち上げる。2019年4月にヒトカラメディアを卒業し起業。

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    小島亮|株式会社ヒトカラメディア:プランニング事業部・デザイナー。茨城県筑西市出身。東海大学工学部建築学科卒業。主に商業空間のデザイン、設計、施工に従事。その後ヒトカラメディアに入社。満足度の高い『働き方』、『働く場』そして『暮らし方』を生み出していきたいと常日頃考えている。

    起業した会社の事業譲渡をきっかけにオフィス移転

    ー 今回、ヒトカラメディアの公式サイトからお問い合わせをいただきましたが、そもそも、オフィス立ち上げを考えた経緯や、ヒトカラメディアをお知りになったきっかけは何だったのですか?

    山本:

    私が創業した株式会社レレレの全事業を株式会社グローバルウェイに譲渡した際、浜松町のグローバルウェイ本社近くにラボを立ち上げることになったのが、新規オフィス立ち上げのきっかけです。以前から、オフィス移転と言えばヒトカラメディアさんという認識はありました。

    ラボを立ち上げる際に、普通のオフィスではつまらないので、内装にもこだわりたいと思い、お声掛けさせていただいたのです。正直言いますと、以前私が入居していたコワーキングスペースの運営母体がオフィスのプロデュースも手掛けていて、最初はそこが本命と考えていました。

    村山:

    ヒアリングに伺った際に競合コンペだとお聞きして、気合いが入りました(笑)。

    新しい働き方を提案する会社のオフィスは、多様な働き方ができる空間に

    ー実際、コンペをしてみていかがでしたか?

    山本:

    コンペだと言うと嫌がる会社もあったのですが、結果としてコンペにして正解でした。やはり、デザインにはこだわりたいですし、金額も予算内に収めたい。そうなると、比較しないで決めるのは難しいですから。

    小島:

    最初、イメージとしてご提示いただいたオフィスの写真が、全体的に木目のものだったので、いかにそのイメージを崩さずに予算内に収めるかという点には心を砕きました。

    山本:

    人と人とのつながりが生まれるオフィスにしたいという思いがあったので、木のぬくもりが感じられるという点は譲れませんでしたね。

    小島:

    床や天井、壁などの面積が広い場所に木を使うと、オフィス全体が木で包まれているような印象になるのですが、全面を木にするとコストがかかり過ぎるので、床と柱だけに木を使いました。ハリの出っ張りの表面を木で仕上げて、入り口から奥へ向かってゲートのように配置することで、空間にリズムを出しつつ、木のぬくもりが感じられると考えたのです。

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    重点的に木材を使うことで、雰囲気を壊すことなくコストダウン

    山本:

    床に関しては、当初「予算的に難しい」というお話でしたが、何度かやりとりしていたら「できます」となりましたよね。重点的に木材を使うことで、雰囲気を壊すことなくコストダウン

    村山:

    通常のフローリングにこだわらず、ご要望の「木目」を広く解釈して、下地に使う木材を使用したのです。固定観念を捨てて、本質を追求しました。

    山本:

    いや、最初難しいと聞いていたので少し不安はありましたが、全然問題ありませんでした。これで十分ですよ。

    村山:

    床で木目というと、どうしてもフローリングを思い浮かべてしまいますが、フローリングじゃなくても木目は実現できる!山本さんが実現したい世界観はこれでも作れる!そう自信を持って思えたのがブレークポイントでした。

    山本:

    私としては、フローリングであろうとなかろうと、木目であることの方が重要だったので、このアイデアは「さすが!」と思いました。造作家具の天板も木目なので、十分に木のぬくもりが感じられるオフィスになったと思います。

    それ以外にも、こちらの要件になかったスポットライトが提案に含まれていたりして、他社が「ここまでしかできません」と言うところをヒトカラメディアさんは軽々と超えてきました。本当に依頼してよかったです。

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    小島:

    照明に関しては、木目とのバランスや、「ラボ」の雰囲気を出すため是非にと考えて、ご提案しました。ライトを付けるだけで、印象はガラリと変わりますから。

    山本:

    ただ、ご提案では蛍光灯を全部取り外すことになっていましたが、そこは抵抗しました。スポットライトだけだと眠くなってしまうので(笑)。

    それ以外は基本的にヒトカラメディアさんのプランを尊重しました。特に組み合わせ次第で何通りもの使い方ができる造作家具には、クリエイターとしてのプライドを感じました。


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    フレキシブル性と記憶に残る空間形状を持つ、組合せ無限大のテーブル

    小島:

    グローバルウェイラボさん自体が、新しい働き方を提案するサービスを開発・運営していらっしゃるので、多様な働き方が実現できるプランを目指しました。

    具体的には、『個の能力を最大限に発揮できる場』・『チーム力を高める場』・『外部との関係性を強める場』を1つの空間でどのように実現するかを考え、その解として、あらゆるシーンに対応できるフレキシブル性を持ち、外部の方々の記憶に残る空間を作り出す『形状・高さが異なる、組合せ無限大のテーブル』を導入することにしました。

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    グローバルウェイラボが目指す3つの働くフェーズを1つの空間で作る

    小島:

    このテーブルを導入することで、顔を合わせ結束力の高まるワークスタイルや、チームや業務内容に沿ったミーティングを行うことができるワークスタイル、イベント開催時に人々の交流を促すワークスタイルなど、多様なワークスタイルを実現できます。

    山本:

    このアイデアは面白いですよね。あえて気になった点を挙げるとすれば、1つだけ他よりも天板の位置が高いテーブルがあって、それを使いこなすのが難しいという点でしょうか。

    小島:

    すべてのテーブルをくっつけて1つの大きなテーブルにしたとき、隙間から配線できるようにと、高さを変えたのですが…。

    山本:

    実際に使ってみたら、あまり全てのテーブルをくっつける機会がありませんでした(笑)。

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    要望を取り入れたうえで打ち出したヒトカラメディアらしさに高評価

    ーこだわりを込めたオフィスづくりでみなさん苦戦するのは、予算との兼ね合いかと思います。

    山本:

    そうですね。新規立ち上げ部署ということもあり、予算はできるだけ抑えたいと思っていました。予算的に無理難題を言っている自覚はありましたね(笑)。

    小島:

    正直、難題中の難題でした(笑)。ご要望の全てを普通のやり方で叶えようと思ったら、予算内に抑えるのは厳しかったと思います。しかし、そこはやりとりを重ねながら、山本室長が本当に求めているものを探って、ご要望を叶えつつ予算内に収まるよう、最良のプランを追求しました。

    山本:

    やりとりする中で、ヒトカラメディアさんの熱意はすごく感じました。決して規模の大きな案件ではないのに、何度も「こんな案はどうですか?」と提案してくれて、本気になってくれていることが嬉しかったですね。

    小島:

    内装プランニングの事業をスタートしたばかりのタイミングでご依頼いただいた案件だったというのもありますし、厳しい条件だからこそ逆に気合いが入ったというのもあります。

    村山:

    実際、部材の選定や効果的な見せ方以外にも、できるだけ安価に部材を仕入れるために発注方法を工夫するなど、私たちの持てる力を全部投入したと言ってもいいくらい、コストパフォーマンスの高いプランニングにはなっていますね。

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    山本:

    クリエイターにもいろいろなタイプの人がいて、自分の作りたいものを作ってクライアントに「これ、いいでしょう?」と押し付けてくるタイプの人もいますよね。

    小島:

    私も若い頃は独りよがりなデザインをしていたので耳が痛いです(笑)。

    山本:

    いえいえ、ヒトカラメディアさんの場合は、こちらの要望を取り入れたうえで自分の色を出してくれて、「クリエイターはこうじゃなくっちゃ」と思いましたよ。

    村山:

    逆にクライアントに言われた通りのことしかしないタイプの人もいますよね。

    小島:

    私は、ただ言われたことを言われた通りにやるのではなく、要望を自分なりに解釈して、クライアントと一緒に作り上げていくのが、この仕事の醍醐味だと思っています。

    山本:

    そう言っていただけるとありがたいです。本当にいいコラボレーションができました。 今回の件で、私はヒトカラメディアさんのファンになりましたよ。

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    サービスの拡散やユーザーとのエンゲージメントに貢献するオフィス

    ー 入口に存在感のあるエントランスパーテーションが置いてありますが、あちらの使い勝手はいかがですか?

    大底:

    表が黒板、裏が棚になっている造作家具のことですね。コミュニケーションボードとして大活躍していますよ。

    小島:

    どのように活用されているのですか?

    大底:

    月に1回程度、当社で展開している「タイムチケット」というサービスのユーザーさんをオフィスにお招きして交流会イベントを開催しているのですが、その際、来訪の記念にボードの前でチェキを撮ってコメントを書いてもらっています。

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    記念のチェキが貼ってあるエントランスパーテーション

    村山:

    エントランスに大勢の方のチェキが来訪記録として貼ってあると、賑わいの演出になりますね。

    大底:

    そうなんです。ユーザーさんとのコミュニケーションが可視化できるものになりました。また、各々のユーザーさんが黒板の前で撮った写真をSNSにアップしてシェアしてくれることもあるので、サービスの拡散にも一役買っています。

    山本:

    実はここ、ユーザーさんの中には、オフィスではなくてイベントスペースだと思っている方もいるんですよ。

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    春のユーザーミートアップイベントの様子

    村山:

    いい意味でオフィス感がないということですね。

    山本:

    SNSにイベントの様子をアップすれば、「楽しそう」とか「私も行ってみたい」というリアクションがもらえます。また、イベントに参加したユーザーさんからは「家っぽい」と言われたこともあります。オフィスを含めたイベントの空気が、ホームパーティーのように居心地のいい雰囲気を醸し出せているのかもしれません。そのせいか、初対面のユーザーさん同士が交流しても、すぐに馴染めると評判です。

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    イベント開催前の山本室長と大底さん

    村山:

    コミュニティをつくる上で、自然な距離感というのは非常に大事ですよね。

    山本:

    私は「人が集えるオフィス」というところに価値があると考えています。採用においてもメンバーが集まりやすいかどうかは重要です。チームの価値観をしっかり出していかないと、優秀な人材は採用できませんが、このオフィスには私たちの価値観が反映できていると思います。

    サービスの成長に合わせて進化するオフィスを

    山本:

    まずは「タイムチケット」を大きくしていくこと。次に「タイムコイン」という仮想通貨を流通させるチャレンジをしていきます。「タイムコイン」は、ありがとうの代わりになる感謝のコインで、人のスキルと交換できます。世界的にもあまり例のない 、面白い仕組みになるのではないでしょうか。

    今後サービスが大きく育つと、オフィスも大きなものが必要になるでしょう。そのときにはまた、ヒトカラメディアさんにお声掛けしますね。

    村山:

    もちろん、そのときもコンペにしてください。関係性に甘んじていると、私たちの成長も止まってしまいますから。

    山本:

    ストイックですね(笑)。では、次の機会には長期契約にして、年に1回程度「こんな風に変えましょう」という提案が受けられるというのはどうですか?

    村山:

    いいですね。確かに、3年後・5年後と先々を見据えて計画して、オフィスを少しずつ充実させていったり、組織や利用形態に応じて変えていったりというプランがあってもいいと思います。小さく生んで大きく育てるという意味では、スタートアップとマッチしそうですね。

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    あとがき

    ラボ立ち上げのときに室長である山本さんがオフィスに求めていたことは、『個の能力を最大限に発揮できる場』・『チーム力を高める場』・『外部との関係性を強める場』の3つの中でも、1つ目、あるいは2つ目の比重が大きかったように思います。

    しかし、実際にサービスが育ってくるなかで、3つ目の外部との関係性をより重視するようになり、実際にユーザーが集う中でオフィスのポテンシャルが引き出され、いい意味で、力の抜けた自然な雰囲気がオフィスに醸し出されていました。もちろん、そういった場の創出には、コミュニティマネージャーである大底さんの存在も大きかったことでしょう。

    会社の価値観を反映し、人が自然と集まることで、新しい潮流を作り上げていく場としてのオフィス。グローバルウェイラボさんの世の中にこれからの働き方を問う姿勢は、オフィスにもしっかりと反映されていました。

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    ヒトカラメディアは、「働く場」と「働き方」に関して、多くの成長企業のお手伝いをしています。お客様のミッションやビジョン、バリューを大切に、オフィス作りをサポートします。「ただのオフィス移転」を「会社の成長の好機」に変えたいとお考えの方、働き方・働く場に関してお悩みの方、ぜひヒトカラメディアにお気軽にご相談ください。