PROJECT
2022/4/26
隅々まで血流をつくる、一体感を生み出すオフィスを考える|メリービズ株式会社【HM編】
ー【メリービズ】×【ヒトカラメディア】 共同インタビュー記事リリース企画!ー
「ビジネスを楽しく」というビジョンを掲げ、オンライン経理アウトソーシングサービス『バーチャル経理アシスタント』などを通して、ビジネスインフラの創出を図るメリービズ株式会社様のオフィス移転を振り返るインタビューをお届けいたします。 移転から4ヶ月が経ったいま、社内ではどんな変化が起こっているのでしょうか?
メリービズ様視点でプロジェクト振り返った記事も、メリービズ様公式noteで公開中です。
文末にリンクがありますので、ぜひご覧ください!
ヒトカラメディア
プロジェクトメンバー
「みんなが”自分”を出しはじめている状況を作っていきたい」

ー実際に、新しいオフィスの使い心地はいかがですか?
中村 英子さん(以下、中村)実は引っ越し直後、ちょっと寂しいなと思うことがあったんですよね。オフィスが広くなった分、席同士の距離も離れたからかもしれません。
でも、あるときから新しいオフィス空間にみんなが慣れたのか、受け入れられたのか、会話が増えはじめて。
以前のオフィスでは、近くの人に会話が聞こえないように気を遣っていたこともあったんですが、今は良い意味で周りに会話が聞こえても良いという空気感になっています。それからは物寂しさも和らいで、今まで以上に心地よく過ごせるようになりました。
八塚 裕太郎(以下、八塚)さっそく面白い話ですね。
人って、どんな反応するかをイメージした後に行動を起こしますよね。
空間に慣れたというのは、各々が新しいモノや空間に対してどんな反応するかが掴めてきたということなのかもしれません。その結果わかってきたから、会話が自然と増えたのかもしれないですね。
太田 剛志さん(以下、太田)そういえば、最近はオフィス内をちょくちょく移動している人がいたり、WEB会議以外にも会話が弾んでる印象がありますね。だんだん、シャイじゃなくなってきてランチに誘う人も出てきました。
メンバー各々が、とても伸び伸びと働けているなと思います。
大越 菜央(以下、大越)今回のオフィスは、働く場の選択肢を増やすことも意識しましたよね。
空間的な選択肢が増えることで、いろんな働き方を試しているのかも。だから、行動自体が自ずと増えているのかもしれないですね。

▲メリービズ株式会社 取締役 太田 剛志 様(左)、コーポレート アドミニストレーション 中村 英子 様(右)
中村なるほど〜。とても腑に落ちる話ですね。
私の席の後ろにソファがあるのですが、個人的には、ここに座りにきてくれる人や仕事をしにきてくれる人を増やしたいと思っているんです。落ち着く場所なんですけど、今はまだ使っている人があまりいなくて。率先して自分が使ってみてまわりの人に落ち着くスペースなんだよ、というイメージを植え付けたほうがいいのかな?
このスペースも含めて、オフィス全体をフル活用していきたいなと思っているんです。
太田もしかすると…。中村さんが機密情報を扱うポジションだから、みんなが気を遣っているのかも?PCの画面を覗けてしまうんじゃないかな、みたいな。
中村言われてみれば、そうかも。
もっとオフィス全体をフル活用するために、心理的なハードルや距離をどうすれば取り除けるか考えていきたいですね。
たとえば、自席以外の場所もメンバー各々で積極的に活用していってほしいと思っていて。最近では、カウンター席で仕事をするメンバーも増えているんですよね。だんだん人が行き交う雰囲気が出てきたし、会話も生まれている。
だから、これからもっとみんなが”自分”を出しはじめている状況を作っていきたいですね。

「熱量はどこに保存されているの?メリービスっておとなしい?」

ー元々メリービズさんには「こんなオフィスにしたい」という考えはありましたか?
太田個人的には「こんなオフィスにしたい」という考えはありました。私も空間のあれこれを考えることが好きなので、いろんな考えを張り巡らせていましたね。
でも、自分一人の好みや考えから生まれた空間ではいけないなという思いもありました。素人の意見ではなくて、プロから出る意見を採り入れて、しっかり作り込んでいきたいなと。
そこで、ヒトカラメディアさんと一緒に空間を作っていくと決まったときに、メリービズの働き方の根幹とも言える「バリュー制定資料」を共有したんです。
大越クライアントさんからデザイン着手のタイミングで働き方の要件書をいただくことはよくあるのですが、今回ばかりはびっくりしました。
文字ぎっしり、議事録形式のドキュメントが51ページ!
ー文字ぎっしりの51ページのドキュメントはすごいですね!
大越これには、ものすごい想いをいただいたなと覚悟めいたものが生まれましたね…。半身浴しながらじっくり読みました(笑)

太田実際のところ、どういう反応をするだろう、と気になっていました(笑)。リアクションを見ればだいたいどのくらい資料を読んできたのかってわかるじゃないですか。
大越さんと打合せしたとき、「本当にあの資料読んできたんだな」とわかって。
それと同時に「全てをオープンに伝えなきゃいけないな」という思いも湧き上がりましたね。
大越今だから言えるんですけど。
メリービズさんと初めて顔合わせしたとき、いただいていた資料やホームページの印象よりも、「あれ、元気がないぞ?おとなしいぞ?」という印象を受けたんです。
資料に登場していたあのパワフルな人たちはどこにいったんだろう、あの熱量はどこに保存されているの?と思いました。
ー「熱量が保存されている」という考え方は面白いですね。
大越だからこそ「保存されてしまっている熱量を発散させなきゃ」という、解決すべきテーマが生まれました。
太田ワークスペースとラウンジをつなげる、という空間設計もお互い納得しながらコミュニケーションを取って進めてくださいましたよね。いま考えると、以前のオフィスではやはり何らかの圧力があったんだと思います。
ワークスペース側に体温を感じるところがなかったし、執務スペースと来客スペースが完全に分かれていて繋がりがない雰囲気でした。
大越圧迫感という課題を解決しなきゃと考えました。ガラス壁の会議室のイメージも、こういうディスカッションやイメージから生まれました。
あと、「色も素材も、距離感もちょうど良いものを作ろう」という思いもありました。
少しでも違和感があると「メリービズらしさ」が薄くなって身近に思える空間から離れていってしまうと思ったんです。
だから、度々「メリービズらしさ」というテーマに立ち返って打ち合わせを重ねていましたよね。

「席決めも空間デザイン、ALLだと感じるために隅々まで血流をつくりたい」
ー「メリービズらしさ」というテーマは、プロジェクトにおいてとてもポイントになったのでは?
中村私は椅子にこだわった話が好きです。
太田先の話ではないですが、本当に色や素材をどうするか、と真剣に議論しながら決めていきましたよね。
メリービズのメンバーは、この張地の肌触りに安心感を持てるだろうか、なんて。

大越本当にそうですね(笑)。
いろんな組み合わせを検証するにあたって、「あの人が使うなら…」という具合で、とても具体的なイメージのなかで検証を進めていったんですよね。
「これは有り、これは無し」というのをとことんやって、意識が同じ方向に向いていくのを感じていました。
中村会議室やそれぞれの空間のイメージが、だんだん現実味を帯びていくところを肌で感じました。
ー具体的なメンバーをイメージした検証は面白いですね。ロジックだけでは導き出せない精度が生まれそう。
太田これに近い話なのですが、社内の席決めも実はかなり重要視しているんです。
八塚 その話、気になりますね!
太田メンバーの席位置は、実は明確な意思のもとで決めています。これが、毎回、何度も何度も考えて悩みに悩んで。
いろんな狙いや想いがある、けれどすべてを叶えることはできない。だからこそ、何をテーマにするかを大事にしています。
もちろん狙った通りの成果も出るのですが、悔いがなかった席決めは無いですね。席決めの度に、反省点がある。

八塚空間の席などのレイアウトで言うと「”今は”これだ」という目的がありますよね。
全部は実現できないからこそ、現在の優先事項を意識するというのは重要ですね。
太田きっと、新しいオフィスのデザインや設計も、何かのトレードオフの中で作っていますよね。
何を優先すべきなのか整理して、有限な空間のなかで形に落とし込んでいく。オフィスデザインってすごい仕事だと思いますよ。
大越…ありがとうございます!
私たちもこんなに考え尽くして席を決めているなんて驚きました。
席決めも、空間デザインなんですね。ハード面からソフト面にバトンを渡したように思えます。
中村ソフト面で言うとゴミ箱を各席に1つずつではなく、わざと減らして人が行き交う数を増やそうと工夫したりもしています。まだまだ、いろんなことを仕掛けられるだろうなと考えています。
太田ヒトカラメディアさんにハード面は良くしてもらったから、ソフト面は頑張っていこうという気持ちになれてるんだと思いますよ(笑)

ーこれから、さらにオフィスをより良いものにするには何が必要でしょうか?
太田メンバーの各々がどんなシーンでどんな働き方をしたいのか、が見えるようになってきたなと感じています。
だからこそ、隅々まで、空間に意図を設定していきたいですよね。
「いまのオフィスは、隅々まで血流が通っているか?」という問いかけを常に持っていますね。
中村伸びしろがありますね。
このプロジェクトに参加して、良い状況を生み出したいとか、行動を起こしたいという考えがどんどん生まれるようになりました。
大越プロジェクトメンバーの想いが深いから、それがメンバーに伝わっていくことでどんどん良くなるような気がします。
行動を起こしていくとそれぞれの想いを発見していく楽しみがありますね。

「シャイな”メリービズくん”に自我が芽生えている気がします」
八塚ここまでいろんな考えや想いを詰め込んだオフィスの狙いや意図を、メンバーのみなさんに知ってもらいたいですね。伝わっている実感はありますか?
太田……じわじわですかね。
メリービズくんはシャイなので。
八塚 メリービズくん?
太田メリービズにはメリービズくんがいるんです。法人の人格のことなんです。

太田会社を経営している人って数は多くないですよね。だから「会社の考えはこうなんだ」と頭ごなしに言っても、実感を持ってくれる人って少ないんです。
だけど、人に例えてみると実感を持ちやすい。だからメリービズという会社を、「メリービズくん」という人格を通して、いろんなことを考えていると伝えたいんですよね。
大越そう考えるとメリービズくんは、ちょっとシャイなんですね。
太田そうかもしれません。
だから、まずは「想いをぶつける」のではなくて、ささやかに体験をしてもらってから、自己主張をしていく。そんなスタイルが合っているんじゃないかなと思ってます。

八塚たしかに、人の性格といっても、自分のなかにもいろんな自分がいますよね。
色々な社員がいて、色々な考えがある。会社を法人格で考えると、なんだか自分ごとのように捉えられていいですね。
太田いま、メリービズくんの自我が目覚め始めているとも思います。つまり、社内の共通意識が芽生えているということですね。
これは、オフィスもそう。何かの運営に関してとても重要なこと。
だから、これからもメリービズくんの成長を見守るようなつもりでいたいなと思います。

取材協力/メリービズ株式会社様 メリービズ様の公式noteの記事はこちら!
取材・文/安藤秀通
編集/ヒトカラメディア編集部
ヒトカラメディア
プロジェクトメンバー





