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2024/3/5

スタートアップエコシステムの中心地『麻布台ヒルズ』に生まれた、 イノベーションを促進する対話のためのオフィス

話題の新エリア、麻布台ヒルズにオープンしたベンチャーキャピタル拠点『Tokyo Venture Capital Hub』。この中に新しいオフィスを構えたのは、スタートアップエコシステムを可視化するメディア『KEPPLE』をはじめ、投資家や起業家を支援するためのプロダクトやサービスを展開している株式会社ケップル。確固たる目的と構想を描き今回の移転を決めたケップル社ですが、そこにはどんな思いが込められているのでしょうか。新しいオフィスの内装を担当したヒトカラメディアのプランナーと共に、改めて今回の移転プロジェクトを振り返ります。

ヒトカラメディア
プロジェクトメンバー

1. 麻布台ヒルズ内に新設された「ベンチャーキャピタルの集積拠点」

――まずはじめに、株式会社ケップルさんががここ麻布台ヒルズへの移転を決められたポイントを教えてください。

ケップル・大関利幸様(以下「大関」):旧オフィスのあった渋谷には若さ溢れるエネルギーがあり、我々もそんな街全体からエネルギーをもらっている部分がありましたが、ここはフロア全体がベンチャーキャピタルの集積拠点になっている、というところが魅力ですよね。

会員企業が使用できるベンチャーキャピタル・スタートアップに特化したコワーキングスペース(Tokyo Venture Capital Hub)があったり、日本ベンチャーキャピタル協会も入居されていたり。スタートアップエコシステムの貢献を目指すという我々の未来を考えた時、このタイミングで入居できたことは非常に意義深いことだと感じています。オフィス自体は来週から正式にオープンする状況ですが、先行して利用を開始したメンバーの様子を見ているとすでに居心地の良さも感じてくれているようです。

ヒトカラメディア・廣野雄大(以下「廣野」):今週末が引っ越しの予定ですが、今日お邪魔してみたらすでに何人もここで働かれていてびっくりしました。

大関:代表の神先はすでにこちらにいることが多いですね(笑)。移転を発表してからは、みんなここに来ることを本当に楽しみにしていました。

エレベーターを上がってすぐのところに我々のオフィスがありますが、この立地が予想以上に良かったなと思いました。このフロアの奥にTokyo Venture Capital Hubがあるんですが、そこへ行かれる方は必ず我々のオフィスの前を通ります。「ケップルのオフィスってここにあるんだ」と知っていただける機会になりますし、昨日なんかはちょうど我々と繋がりのある方がイベントにいらっしゃっていたようで、その帰りに「神先さんいる?」とお立ち寄りいただいたり。

▲株式会社ケップル 執行役員CHRO 大関利幸 様

廣野:オフィスの設計を開始する時に、そういった方々のためにオフィスのエントランスは常にオープンにしておきたいとおっしゃっていたので、気を付けていたポイントでした。実現できてよかったです。

大関:そのような設計にして本当に良かったです。スタートアップエコシステムの皆さんに対して“ウェルカム”でありたいという我々の思いがエントランスからも伝えられたのではと感じています。このビルの4~5階には複数のベンチャーキャピタルが入居されていますし、Tokyo Venture Capital HubにはCVCの皆さんも数多く登録されていてコワーキングスペースを使われています。そういった方々と毎日近い距離で仕事が出来て、出会いや共創のきっかけに溢れているというのが今回の移転の一番のポイントですね。

2. オフィス=手を動かす場ではない。対話を通じてイノベーションを促進する場である

――オフィスの内装についても、目的やテーマがすごくはっきりしているように思いました。一人用の席はフォンブース以外にありませんね。オフィスに来る=誰かと話す、チームでミーティングをするという目的をしっかり決めて作っていらっしゃる空間なんだなと思いました。

大関:そうですね。メンバーの顔がお互いに常に見える、カフェのようなオープンな雰囲気を持ったオフィスにしたいという狙いを最初から持っていました。

ケップル・山下毅様(以下「山下」):ケップルにはエンジニアやデザイナーもたくさんいるので、コツコツ作業ができるようなスペースが欲しいといった要望は今後も出てくると思いますが、あえて振り切ったコンセプトにしています。オフィス作りはこれで終わりではなく、皆の顔が見えるカフェ的な空間と、モノ作りの人たちが快適に作業できる空間をどうしたら両立できるか、という部分もここで色々と試しながら探っていきたいなと思っているところです。

▲株式会社ケップル 取締役CTO 山下 毅 様(左)、株式会社ケップル Human Capital Group 山本真悠子 様(右)

ケップル・山本真悠子様(以下「山本」):麻布台ヒルズの地下でご飯をテイクアウトして、オフィスのバルコニーでみんなでランチをとるのもいいなと思っています。ミーティングなどの目的があって来るのはもちろんですが、部署を超えた何気ない会話や、プライベートに近い雑談が不意に生まれるのがやっぱりオフィスの良さですよね。お互いの理解もそういったところで深まりますし、それが巡り巡って仕事やアウトプットに生かされます。このオフィスはそういった人間関係を築き上げる土台、心理的安全性を産み出す場になれる気がしています。

大関: 我々は「Be a Global Innovation Platform(イノベーションを促進するグローバルプラットフォームとなる)」というビジョンを掲げているのですが、事業はもちろんのこと、空間としても、イノベーションを生み出す場となるべく、このオフィスをどんどん活かしていきたいですね。

3. 原点に立ち返り、スタートアップエコシステムを両面から支えたい

――新オフィスでの展望やこの後のケップルさんの展開など教えていただけますか?先日、ヒトカラメディアが運営する下北沢のワークスペース『SYCL by KEIO』をご見学いただきましたが、今後は御社でもイベントやコミュニティづくりを計画されていらっしゃるんでしょうか?

大関:このフロアに入居した理由のひとつでもあるんですが、今後は投資家やスタートアップの皆さんに喜んでいただけるようなイベントを我々のオフィス、もしくはTokyo Venture Capital Hubのオフィスなどもお借りしながら開催できたらいいなと思っているところです。

――ヒトカラメディアでもSYCLの他にもスタートアップ支援施設の運営に関わっているのですが、イベントの開催など何かご一緒できると面白そうですね。

大関:ぜひ! いま我々は、事業としては事業会社やベンチャーキャピタルなど投資家の方々の困りごとを解消するためのサービスがビジネスの比重としては大きくなっています。それらのつながりを大切にしながらも、有望なスタートアップがさらなる飛躍につながるサポートをもっと手がけていきたいというのがあります。

実は、ケップルはもともとスタートアップの支援から事業をスタートしているんですよね。そこからベンチャーキャピタルとの繋がりができていき、事業会社やVCの課題を解決するためのプロダクトやサービスも提供する会社へ発展してきました。事業も成長しメンバーも増加し、会社としての体力も増してきた中、今一度原点に立ち返り、スタートアップの方々に対してもっと価値貢献ができないか、それが我々が今後より注力していくことなんじゃないか・・・と思っています。スタートアップエコシステムを両面から支えることでシステム全体に貢献していきたいですね。

廣野:まさに同じ会話を最近ヒトカラメディアの社内でもしていたところなので、すごく驚いています。ヒトカラメディアも、スタートアップを中心としたオフィス仲介業からはじまった会社ですが、働く場所の困りごとを解消する中で、今は事業領域も広がりメンバーも増えました。これからのチャレンジとして、改めて働く場作りを通してスタートアップ企業を支援し、スタートアップエコシステムの発展に貢献していこうという方針を共有していたところなんです。

大関:SYCLとは別の施設でイベントに参加させていただきましたが、可能性をすごく感じましたね。

廣野:ケップルさんに負けないよう私たちも頑張ります。今日はありがとうございました。


取材・文/ヒトカラ編集部