

オフィス街探訪
この「オフィス街探訪」は、ヒトカラメディアの中でもオフィス物件の仲介やリーシング業などを担当する”オフィスのプロ”が、今おすすめしたいオフィス街をリレー方式で紹介していく連載企画です。
渋谷というと、スクランブル交差点の喧騒をはじめ、常に動き続ける賑やかな繁華街のイメージが強いかもしれません。しかし、公園通りを登り、神南エリアへと足を運ぶと、そこには渋谷なのに落ち着ける、独特の空気が広がっています。ヒトカラメディアのオフィスリーシング担当として神南エリアを担当する廣田と河野が、神南エリアの魅力と、ここで働くことの価値についてお話しします。

廣田:渋谷駅のスクランブル交差点付近は常に人と情報があふかえっていますが、公園通りを登りパルコを過ぎて神南エリアに入ると、リラックスした空気感と”余白”が広がっているんですよね。何度来ても、神南エリアのこの落ち着いた雰囲気に驚きます。
特に、北谷公園が生まれ変わってからは、神南の雰囲気がさらに良くなったと感じています。以前とは比べものにならないほど北谷公園はキレイになり、ブルーボトルコーヒーもオープンし、コーヒーを飲みながら公園でゆったり過ごしている人を見るのが日常になりました。この公園の変化が、神南エリア全体の魅力を底上げしていると言ってもよいかもしれません。
河野:北谷公園もそうですが、NHK側には代々木公園があってそれを身近に感じられるところも神南ならではですよね。東京メトロ千代田線の「明治神宮前(原宿)駅」からも徒歩圏内ですが、駅からは徒歩10分ほどで、代々木公園の横を歩いて神南に向かうコースがわたしは好きです。
河野:このエリアで働くメリットは、”渋谷なのに落ち着いて仕事ができる”というところです。駅前から公園通りを歩いていくと、街を歩く人や毎日のように替わる巨大広告、ウィンドウディスプレイなどから最新のトレンドをキャッチできますが、神南エリアに入ると、そういった最先端の情報を俯瞰しながら、ゆっくりと消化できる余裕が生まれてくる感じがします。渋谷の最先端に触れながらも、それに埋もれることなく、自分たちの仕事に集中できる。この絶妙なバランスこそが、神南エリアで働くことの最大の魅力だと感じています。小さなお店やディープな個人店など、神南に向かうにつれて味のあるお店が増えていくのも良いですよね。
廣田:そのあたりは、私たちが働く下北沢と似ているかもしれませんね。仕事の打ち上げをするにしても、均一的なチェーン店ではなく、「今年もあのお店にお願いしてみようか」とお気に入りのお店に相談できたり、フレキシブルさと人のあたたかさがちゃんとある気がします。

廣田:肝心の神南エリアのオフィス事情についてですが、正直なところ、このエリアのビルは店舗や飲食店として利用されているものが多く、オフィスとして使える物件はそれほど多くありません。そんな中、私たちが運営する新築オフィスビル「SHIBUYA WayP」や少人数向けのサービスオフィス「H¹O」など、手軽に入居できて、オフィス環境も整っている物件がここ数年で出来てきました。それによって、これまでは周辺の店舗を運営している方が事務所として使うケースが多かったこのエリアに、さまざまな業種の会社が移転してきて、本社や東京支店を構えるケースが徐々に増えてきています。
もともと表参道や南青山などでオフィスを持っていた企業が、コロナ禍で一旦オフィスを縮小したけど、改めてみんなで集まって仕事ができる場所が欲しい・・・といったことから「SHIBUYA WayP」を検討いただくケースも何件かありました。その方々からも北谷公園ができてから「神南はいい雰囲気になりましたね」「昔と変わりましたね」という声をよくいただきます。
渋谷駅周辺でも、桜丘、神山町、道玄坂、神南など、エリアによって街の空気もオフィスの数も種類も、叶えられる働き方も全く異なります。オフィスの移転先として渋谷を検討するなら、渋谷の”どこで”働きたいかを具体的にイメージしてみてください。渋谷駅の駅近である必要は本当にあるのか。少し歩くことで得られる環境の良さ、賃料の優位性・・・。渋谷の中でもたくさんの選択肢がありますので、ぜひ実際に歩いてじっくり検討してみていただけたらと思います。
