オフィス街探訪

この「オフィス街探訪」は、ヒトカラメディアの中でもオフィス物件の仲介やリーシング業などを担当する”オフィスのプロ”が、今おすすめしたいオフィス街をリレー方式で紹介していく連載企画です。

オフィス街探訪 vol. 2 平河町

歴史ある住所がもたらす信用力。 それでも”千代田区の穴場”と言われる理由とは? 

茂内 彩翔

2026/1/20 公開

平河町と聞いて、具体的にどんな街かをイメージできる方は少ないかもしれません。実は私自身も、新卒でヒトカラメディアに入社し、『owns平河町』というオフィスビルのリーシングを担当するまで、ほとんど足を運んだことがありませんでした。今回は、実際に通うようになって見えてきたこのエリアの魅力についてご紹介したいと思います。

千代田区の中でも”穴場”と言われる理由

平河町は、千代田区の西側に位置しています。隣の九段下や永田町、さらには東京駅に近い大手町や丸の内といったエリアに比べると、オフィスマーケットとしてはやや落ち着いた印象があります。その理由のひとつは、JR線が通っていないこと。東京のビジネスエリアにおいて、やはりJRの駅が近いかどうかは大きな要素なんです。ですので、築年数が古いビルであれば1万円台と、千代田区の中ではかなり割安になっています。

地下鉄の複数路線でカバーできる高いアクセス性

JRが通っていないとはいえ、このエリアは地下鉄の利便性が非常に高いのが特徴です。麹町駅、半蔵門駅、永田町駅、赤坂見附駅など、徒歩圏内に複数の駅があり、有楽町線、半蔵門線、南北線、丸ノ内線、銀座線といった路線を使い分けることができます。赤坂見附駅までは歩いて10分かからない程度で、そこから銀座線を使えば渋谷方面へ、丸ノ内線なら新宿方面へと、乗り換えなしでアクセスできます。

歴史ある住所がもたらす信用力

平河町の強みのひとつに、住所が持つ”ブランド力”というものがあります。平河町は、千代田区の中でも歴史と格式のある場所として知られていて、特に一番町や三番地といった”番町エリア”は、いわゆる富裕層が多いこともあり治安が良く、”日本でお金持ちが集まるエリア”のひとつとして有名です。

そのため、このエリアに集まる企業も自然と金融機関やコンサルティング会社、大学関連の法人、行政関係など、信用力や歴史を重視する業種が多い傾向にあります。また、外資系企業にも人気があります。海外の取引先から見たときに、平河町という住所は非常に信頼できる印象を与えますし、ホテルニューオータニが近いため、来日されるゲストを招きやすいという利点もあります。

集中して働ける、落ち着いた街の雰囲気

私がこのエリアを訪れるようになり感じた最大の魅力は、何といっても静かで落ち着いた雰囲気です。外国人観光客でごった返すこともなく、繁華街のような喧騒とも無縁。オフィスで働く人々や、番町エリアに住む方々が行き交う穏やかな雰囲気が、集中して仕事に取り組める空気を作り出しています。

また、このエリアの企業で働く方々は朝8時〜9時ごろに出社して、夕方6時、7時には退社される方が多く、夜になると街はとても静かになります。朝は早めから稼働して、夜も残業はあまりせずに帰宅してゆっくりするか、他のエリアに移動してプライベートの時間を楽しむか・・・。そんなメリハリや余裕のある働き方は私も憧れてしまいます。

社内組織/風土をしっかり構築したい企業におすすめ

平河町は、スタートアップやベンチャーでも、社内組織/風土をしっかり構築しながら集中して働きたいという企業にぜひおすすめしたいですね。職種でいうと、金融系や外資系企業のように住所の信用力を重視する企業、あるいは行政機関や大学関連の取引先が多い企業にとっても非常に良いエリアだと思います。

また、移転してきた企業の定着率が高く、何十年と同じビルに入居する企業が多いため、長期的にオフィスを構え、腰をすえながら事業に取り組む企業にも向いています。

平河町は、決して派手なエリアではありません。けれども、落ち着きと信頼性、そして働きやすさは、他のエリアにはない大きな魅力です。オフィス選びでは、知名度の高いエリアにどうしても目が行きがちですが、ぜひ一度平河町を歩いてみて、視野を広げてみてください。

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