社員ではなく同じ船に乗り込むクルー。体験デザイン(UX/UI)を手がける株式会社ZEPPELINに行ってきた

zeppeye

原宿駅から歩いて数分、以前紹介したコープオリンピアの近くにあるビルに、一見するとカフェと間違えてしまいそうなガラス張りのオフィスがあります。ここに拠点を構えるのは体験デザイン(UX/UI)会社「株式会社ZEPPELIN」。

UX/UIはそれぞれ「ユーザーインターフェース」と「ユーザーエクスペリエンス」を意味します。前者はどういうふうに情報を並べれば使いやすいか、分かりやすいか、気持ちの良い操作感があるかという、デバイスと人との間をどれだけ気持ちよくつなげるか、という観点。後者は、「体験」と訳す通り、サービスや製品を利用したときにユーザーが感じる満足感や気持ちよさをどう向上させていくか、というアプローチです。言葉にすると難しそうですが、なんてことない、普段僕らがスマホでアプリをいじっているときの心地よい使用感や満足感をどう作っていくか、という話しですね。

UX/UIの先駆者

ZEPPELINの理念は「美しい世界をつくる」

ZEPPELINの理念は「美しい世界をつくる」

 

とまあ、UX/UI談義はたぶん深めていくとキリがないのでこれくらいにして……今でこそ、「UX/UI」という言葉がデザインの際によく交わされる言葉になりましたが、10年前はどうでしょう? おそらくほとんど聞きなれない言葉だったと思います。ちょっと調べてみるとZEPPELINさんの創業はなんと2005年。つまり10年前から一環して、「ユーザーの体験」を軸にしたデザインソリューションを提供されているということ。携わられている案件も多くの人が触れるようなプロダクトやサービスが多くを占めます。

 

このビルの2階がZEPPELINさんのオフィス。確かにカフェっぽい

このビルの2階がZEPPELINさんのオフィス。確かにカフェっぽい

そんなZEPPELINさんのオフィスですが、前述の通りカフェに見紛うお洒落な外観です。実際、たまにカフェと間違えて入ってくる方もいらっしゃるとか。ちょうど取材に訪れたのはお昼どき。たまたまですが、週に一回行われている「ZEP LUNCH」の日でした。エントランス入ってすぐのカウンターキッチンを囲みながら、社員の方々が食事の準備をしていました。

 

週に一度のオーガニックケータリング

毎週水曜日はケータリングの日。丁寧に作られた料理がずらり

毎週火曜日はケータリングの日。丁寧に作られた料理がずらり

 

「週に一度、ZEPPELINのクルーみんなでランチケータリングを楽しんでいます。クルー同士のコミュニケーションを図る意味合いもありますし、健康な食事を採ってほしいという思いもあります。なので、ケータリングもオーガニックフードを中心にお願いしています」と語るのはアドミニストレーショングループのマネージャーを務める福山秀仁さん。ZEPPLINさんのサイトでも紹介されていますが、見るからに美味しそうなものばかり。ケータリングのお願い先はいくつかあり、週替りにしているとのこと。

 

ZEP LUNCHの様子

http://zeppelin.co.jp/en/tag/zep-lunch

 

社員ではなく「クルー」。入社ではなく「乗船」

お話を伺った福山さん。ZEPPELINのブランディング施策にも携わる

お話を伺った福山さん。ZEPPELINのブランディング施策にも携わる

個人的にとてもいいな、と思ったのが社員の呼び方。福山さんの言葉にもありましたが、ZEPPELINという社名の由来は「飛行船」ですが、それにちなんで社員のことを「クルー」と呼んでいらっしゃいます。そして、入社のことは「乗船」。「呼び方をクルーと呼ぶだけで、同じ船に乗るチーム感が自然と出てくるのでいいカルチャーだと思いますね。そういえば、マクドナルドさんも『クルー』と呼んでますね(笑)」。確かに、この呼び方、何気ないことですけど、雰囲気には大きく影響するような気がしますちなみに、ヒトカラメディアでは特に意図はしないのですが、「メンバー」と呼ぶことが多いです。何か考えたほうがよいのでは……?と考えさせられる瞬間でした。

社員が入社、ではなくZEPPELIN号にクルーが乗船!

社員が入社、ではなくZEPPELIN号にクルーが乗船!

 

外からも見えるエントランスすぐのスペースはMTGスペースやランチスペース、コンパクトなイベントなど幅広く活用されている

MTGスペースやランチスペース、イベント会場など幅広く活用されている「デッキ(船の甲板)」スペース

話はがらりと変わりますが、ZEPPELINさんのオフィス作りはビルの設計と並行する形で進められたそうです。建築中のタイミングから設計に関われることが、ここを選んだ一番の決め手だったとのこと。天井や床などの細部、普通のオフィス区画だとなかなか手を入れられない部分までこだわり抜き、緻密に作られています。まさに、体験をデザインし「美しい世界をつくる」という理念を持つZEPPELINさんを体現した心地よい空間に仕上がっています。

また、2階フロアはZEPPELINさんが使われているオフィス区画なのですが、実はこのビルには3階にレンタルオフィスがあるのです。今も1室借りられていて、集中して作業する際や、Skype会議などで活用されているとのこと。階段を上って、カードキーをかざせばすぐに使えます。また、人が増えた場合には他の部屋を追加で利用することもできるので、会社の拡大に伴って柔軟に対応することができます。このあたりも非常にスマートなオフィス戦略です。

 

1部屋借りているレンタルオフィス。集中した作業やビデオ会議などに活用されている

1部屋借りているレンタルオフィス。集中した作業やビデオ会議などに活用されている

ZEP LUNCHの他にバリスタさんを呼んで開催するZEP CAFE、不定期開催で有識者を招いて開催するパネルディスカッションZEP NIGHTなど様々な取り組みを行っているZEPPELINさん。新しいクルーを募集されているので、興味ある方は一度お話を聞きに行ってみてはいかがでしょうか?

 

株式会社ZEPPELIN 採用情報

http://zeppelin.co.jp/recruit/

田久保 博樹
田久保 博樹
佐賀出身。九州大学芸術工学部卒業。雑学好き。株式会社オールアバウトでメディアの企画や編集、立ち上げに携わってきました。働き方や暮らし方、都市や地方での時間の使い方ってもっといろんなカタチがあってもよいのでは!との想いから、ヒトカラメディアに参画。お酒と旅と歴史とアウトドアが趣味。郡上八幡の徹夜おどりは2年連続参戦中。興味ある方、お声がけください!