安いってホント?トラブルが起きたら?「シェアハウス」の探し方&暮らし方

男女が共同生活をする様子に密着するテレビ番組でも話題になった「シェアハウス」。興味はあっても、実際にどうやって探したらいいのか、トラブルが起きたらどうすればいいのか、など疑問はつきません。シェアハウスは普通の賃貸とはどう違うのでしょうか? 気になる実態をご紹介しましょう。

 

シェアハウスとは?普通の賃貸とは契約形態も違う!

そもそも、「シェアハウス」とは何でしょうか。「ルームシェア」と似ていますが、実は別ものです。どちらも複数の人間が共同生活する(シェアする)ということに変わりはありません。でも、友人を探して個人的な約束を取り付けて一緒に住む「ルームシェア」に対して、シェアハウスには運営会社が存在します。住むメンバーも運営会社を通じて決まっていくのです。

住環境は、キッチンやトイレなどの水回り、リビングなどは共用で、各自の個室があるのが一般的です。運営会社がどれくらい普段の生活に関わってくるかはそれぞれですが、共有スペースの掃除をしてくれるケースや、パーティを主催してくれるケースもあるようです。

契約の違いについても知っておきましょう。賃貸の場合は住むときに「借家契約」を結ぶことになりますが、借家契約には次の2種類があります。

・普通借家契約
一般的な契約方法。契約期間(通常2年間)が終了しても、正当な理由がない限り大家さんは更新を拒否できない。

・定期借家契約
3ヶ月や1年といった期間が設定されており、自動更新ができない。

ルームシェアを含む通常の賃貸契約は、上の「普通借家契約」が多いです。それに対してシェアハウスは「定期借家契約」を採用するのが一般的。ずっと住み続けたくても、運営会社との合意が得られなければ退去しなければいけませんので、要注意です!

 

シェアハウスは初期費用や家賃が割安

シェアハウスは、他の人と住居をシェアする分、通常の賃貸より「安い」というメリットがあります。

まず、初期費用。普通の賃貸なら敷金、礼金、仲介手数料がかかりますが、シェアハウスはかからない物件がほとんど。各個室にはベッドやエアコンなどもついていることが多く、共有スペースには冷蔵庫などもあるので、家具・家電を買うコストを減らせます。

ただし、初期費用はゼロではありません。保証金(※)や事務手数料、火災保険料などがかかりますので、契約前によくチェックしておきましょう。
※基本的には返金される。退去時にクリーニングが発生すればここから差し引く。

家賃と共益費については、安いケースもありますが、共有スペースの豪華さや掃除の頻度などで全く異なります。場合によっては周辺相場と変わらない、もしくは高くなることも。だだ、個人では住めない豪華な物件におトクに住めると考えれば、やはり割安だと言えるでしょう。

 

「猫付き」まで?話題のコンセプトシェアハウスが面白い!

シェアハウスには、面白いコンセプトの物件がたくさんあるのもメリットの一つ。女性限定の物件はもちろん、ファミリー向けの物件やシングルマザー向けの物件まであります。他にも、

・起業家が切磋琢磨するためのシェアハウス
・猫がいるシェアハウス
・共用スペースでは英語を話すルール。英会話レッスンつきのシェアハウス
・ダイエットをサポートしてくれるシェアハウス
・農業体験ができるシェアハウス

などなど。探せば面白いコンセプトのシェアハウスがたくさんあります。自分だけでは実現できない理想の暮らしを、シェアハウスを活用して叶えるのもいいですね。

 

泥棒?恋愛?トラブルを防ぐには

気になるのがトラブル。シェアハウスでありがちなトラブルは、掃除のルールを守らない人がいる、騒音問題、女性だけのシェアハウスに男性を連れ込む、など。共有スペースに置いておいたものを盗まれた、というケースまであるようです。

対処方法としては、物件選びがまず肝心です。例えば、ルールを守らない人がいる、掃除がされていない状態がイヤ!という人は、ルールがしっかり定められていて、管理会社が掃除してくれるような物件を。盗難が怖ければ、個室に鍵がついているタイプの部屋を選び、共有スペースには物を置きっぱなしにしない、といった方法があります。

入居後にトラブルが発生したら、直接「嫌だ」と意思表示をする、運営会社に相談する、といった対処をすることになりますが、残念ながら、完全に解決できるとは限りません。家族と住んでいても、多少のトラブルが発生するものなので、赤の他人なら問題が起きるのはある意味当然のこと。シェアハウスに住むなら、ある程度他者を容認することも必要になるでしょう。

 

シェアハウスに向いている人、向いていない人

では、シェアハウスに向いているのはどんな人でしょうか。

まず、人との共同生活なので、「自分の1人きりの時間が欲しい!」という人には不向き。また、さきほど説明した通り、人が自分の同じレベルには掃除してくれない、などのトラブルが起きることもあります。それが気になって許せなくなってしまうなら、シェアハウスは少し厳しいかもしれません。

逆に、人と関わるのが好きな人や、コンセプトシェアハウスのテーマに「まさに興味にある!」という人は、楽しく過ごすことができるでしょう。

また、「まだ実家から出たことがなく、新入社員として働くのを機に実家を出る」という人にもオススメです。家具を買う費用が抑えられますし、家賃が安いところを選べば、当初の収入が少なくても貯蓄ができます。

共同生活のほうが生活ペースをつかみやすいですし、一人暮らしをする前のステップとして「シェアハウスで慣れることができる」というメリットも。特に女性は、はじめての一人暮らしに不安を感じることもあるでしょう。複数人で住んでいる家のほうが、安心感がありますね。

 

シェアハウスの探し方&入居のタイミングは?

実際にシェアハウスに住みたくなったら、物件を探してみましょう。でも、街の不動産屋さんに行っても、シェアハウスはあまりみつかりません。シェアハウスの物件を紹介しているポータルサイトが複数あるので、そこから探しましょう。

その際、シェアハウスのオープンと同時に入居者を募集しているケースと、空きがあって途中からメンバーを募集しているケースがあります。それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

・オープンと同時に入居する
メリット:まだグループができていないので、友達を作りやすい。ルール決めからコミットできる。
デメリット:どんな人が入居してくるかわからない。シェアハウスの雰囲気も未知数。

・途中から参画する
メリット:シェアハウスの雰囲気や管理状況を知ってから契約することができる。
デメリット:すでに入居者同士が仲良くなっていることがあるので、雰囲気に慣れるのに時間がかかることがある。

人によってどちらがいいかは異なるので、自分が合うと思うほうを選んでください。いいと思う物件があったら、必ず自分で内覧に行き、費用やルール面の確認をすることをお忘れなく。

自分のしたい暮らしにピッタリ合うシェアハウスを探せば、コストが抑えられ、他の人との交流もあって刺激的な暮らしを送ることができます。興味を持ったら、まずはシェアハウスの専用ポータルサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。物件もコンセプトもさまざまなので、見ているだけでも楽しい気持ちになれますよ。

 

 

 

【参考】
「SHARE PARADE」http://sharepare.jp/blog/%e3%82%b7%e3%82%a7%e3%82%a2%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e3%81%a8%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84/
(2015年4月26日アクセス)
「シェアしたくなる法律相談所」http://lmedia.jp/2014/04/27/1992/
(2015年4月26日アクセス)
「ひつじ不動産」http://www.hituji.jp/comret/introduction
(2015年4月26日アクセス)

ヒトカラメディア
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