中古マンションvs新築マンション メリット・デメリット徹底比較

マンションを買おうと思ったときに、中古マンションと新築マンション、どちらがいいのか迷ってしまいますよね。中古マンションは価格が安そうだけど、新築の家に住むのもなかなか捨てがたい。そこで今回は、中古マンションと新築マンションのメリット・デメリットを比較してご紹介します。ぜひ参考にしてください。

まずは、それぞれのメリット・デメリットを一覧化したので、こちらをご覧ください。

 

新築マンションvs中古マンション メリット・デメリット一覧

中古マンション 新築マンション
物件価格 【メリット】
価格が安い。広告宣伝費などが上乗せされていない。購入後に大幅な値下がりがあることもない。
【デメリット】
いい立地の物件は分譲時とあまり変わらないことがある。もしくは値上がりしていることも。
【デメリット】
新築マンションは建物・土地にかかった費用に、利益や広告宣伝費が上乗せされている。そのため、「買った時点で2割程度値下がりする」と言われることも。
コスト 【デメリット】
リフォームをする場合は、その費用がかかる。また、仲介手数料などがある分、新築マンションより諸費用が多めで、物件価格の5~8%程度。その分を見積もって物件を選んでおかないと、かえって割高になることも。
【メリット】
諸費用は物件価格の2.5%~5%程度で済む。
設備・仕様 【メリット】
リフォーム・リノベーションをすれば、自分好みの設備・仕様に変えることができる。
【デメリット】
生ごみ処理機のディスポーザーなどは、後付けすることができない。そのため、元々ついていない築年数が古い中古マンションなどでは利用できない。
【メリット】
最新の設備・仕様が搭載されていることが多い。個人では変えられない共用部の設備も充実していることが多く、セキュリティ設備も進化している。
【デメリット】
万人にとって便利と思われる仕様になっているため、自分が使わない設備が入っていたり、好きな設備を使えなかったりすることも。
保証 【メリット】
実物が見られ、完成してから時間も経っているので安心感がある。近年は、瑕疵担保責任保険や住宅診断、大手不動産会社の保証サービスなどの救済措置も充実している。
【デメリット】
売主が個人の場合、基本的には2~3ヶ月程度の保証であることが多い。場合によっては保証がないケースも。
【メリット】
構造上主要な部分に関して欠陥が見つかっても、10年間保証される。
物件選び 【メリット】
既に完成している家を見ることができるので、住んだ後のイメージがつきやすい。住人や管理組合の雰囲気もわかる。
【デメリット】
売りに出されている住戸からしか選べないため、階数や間取りなどが希望通りに見つかるとは限らない。
【メリット】
販売当初に購入すれば、階数や間取りのバリエーションなど、選択肢は豊富。
【デメリット】
完成済みマンションもあるが、多くの場合は完成していない「青田買い」。想像とのギャップがあることも。
立地 【メリット】
売りに出されていれば、既に分譲された物件のなかから選べるため、選択肢が豊富。
【デメリット】
欲しいときに自分の買いたいエリアに分譲があるとは限らないため、選択肢が限られる。
優遇制度 【メリット】
住宅ローン控除、登録免許税、不動産取得税等の軽減措置は、築年数などの条件を満たせば受けられる。
【デメリット】
固定資産税の新築住宅の軽減措置は受けられない。
【メリット】
住宅ローン控除、登録免許税、不動産取得税、固定資産税等の軽減措置が受けられる。
その他 【メリット】
年数が経っていれば、その間あった災害でも問題がなかったという安心感が得られる。
【メリット】
誰も住んでいない家に住むのは気持ちがいい。新しいコミュニティなので、溶け込みやすい。

 

価格面では中古マンションのほうが安い

まずは、メリット・デメリットの一覧をご覧いただきました。気になる価格面では、中古マンションのほうが有利。あくまで目安ですが、築11年以上なら新築時の7割程度、築16年以上なら新築時の5割程度まで落ちると言われています。

リフォーム代や諸費用も含めて割高にならないよう注意が必要ですが、新築マンションよりコストがかかることを考えても、全体として費用を抑えられる可能性が高いです。

諸費用に関してはこちらもご覧ください。↓
中古マンション購入とリフォーム 知っておきたい諸費用 大公開!

 

設備・仕様は新築有利だが、共用部以外は中古もリフォーム可能

逆に新築マンションのメリットは、最新の設備や共用施設が使えることでしょう。室内の設備、セキュリティなどの共用設備はどんどん進化していますし、共用施設のバリエーションも増えています。

共用部に関しては、管理組合の承認がないと手を加えることができないため、後から個人で変えることはできません。もし、中古マンションでも共用部の新しさにこだわりたいなら、築浅のマンションを狙うのがいいでしょう。

なお、中古マンションでも、室内に関してはリフォームやリノベーションでほとんど問題は解決されます。新築マンションの場合はどうしても万人にとって便利な設備・仕様になるため、こだわって部屋づくりをしたい場合は、むしろ中古マンションのほうがオススメです。
ただし、生ごみ処理機(ディスポーザー)など、後から付け加えることができない設備もありますので要注意。

リノベーションに関してはこちらもご覧ください。↓
リフォームとの違いは何?中古マンションを「リノベーション」して理想の家をつくろう!

 

10年保証があるのは新築。中古にも救済措置&現物を見られる安心感がある

住んだ後に、重大な欠陥が見つかった場合の保証に関しても気になるところ。新築マンションの場合、構造上主要な部分の欠陥に関しては10年間保証されます(売主が不動産会社の場合は中古マンションも該当)。中古マンションは、売主が個人の場合は2~3ヶ月程度の保証とするケースが多く、「保証なし」という場合もあります。

しかし、中古マンションにもきちんと救済措置があります。瑕疵担保責任保険や大手不動産会社の保証サービスを利用できますし、住宅診断(ホームインスペクション)を依頼すれば、事前にある程度リスクを減らすことが可能です。

また、中古マンションの場合、建設されてから年数が経っていますし、実物を確認することができます。その間起きた災害でも大きな問題はなかったということです。問題があれば10年程度で発覚するとも言われていますので、築10年以上のマンションであれば、一定の安心感が得られます。

保証に関してはこちらもご覧ください。↓
何かあったらどうすればいいの?中古マンションを買う前に知りたい保証の話

 

立地の選択肢は中古マンションの方が豊富

マンションの資産価値を考える際は、「立地が9割」と言われることもありますが、立地面で有利なのは中古マンション。もちろん、新築マンションでいい立地のマンションが供給されることも多々ありますが、自分が探している期間に、欲しいエリアでちょうどよく供給されるとは限りません。

中古マンションの場合は、売りに出されてさえいれば、過去に供給されたマンションも幅広く選択肢に入ります。階数や間取りなどに制約が出てしまうことはありますが、間取りに関してはリノベーションである程度変更も可能。中古マンションのほうが、予算の範囲内で欲しい立地に物件が見つかる可能性が高いでしょう。

いかがでしたか? 中古マンションと新築マンション、それぞれのメリット、デメリットがあります。自分の叶えたい暮らしにどちらがマッチするかによって、どちらを選ぶかが異なってくるでしょう。もちろん、同時進行で探してもOK。参考にしながら、ぜひ検討してみてくださいね。

 

 

【参考】
山本久美子『買い上手こそ!中古マンション購入&リフォーム』(2009、小学館)
小菊豊久『‘13▶’14決定版 住まい買うとき売るとき』(2013、メディアファクトリー)
高橋久明、北島一広『理想の住まいは中古マンションでつくる』(2013、幻冬舎)

ヒトカラメディア
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