オフィスの移転先が決まったら!「内見」で絶対に確認しておくべき7つのこと

4e63057b19bb53e3bc9f1db08040eab2_s

「内見」とは、気になった物件を不動産業者を通して下見し、細かくチェックすることを言います。オフィス移転も住居と同じように内見を行う必要がありますが、暮らす「住居」と働く「オフィス」とでは別の視点を持って内見に臨まなければなりません。ここでは、オフィス移転に欠かせない「内見」で見落としがちな7つの項目を紹介します。ビジュアルや直感も大切ですが、働き始めて気づくことや後々やってくる内装構築を視野に入れておきましょう。

 

1、エントランス

企業の印象を左右するエントランス

もちろんビルの外観こそキレイに越した事はありませんが、実際には人を迎え入れるエントランスの印象を重視する企業が多いのも事実。取引先が大手だったり、訪問する人が社長クラスであれば、そこも考慮して選びたいところ。また、掲示板などエントランスにある共有物が更新・管理されているか……細かいところではありますが、管理会社の管理対応をチェックするポイントでもあるので、覚えておきましょう。

エントランスの開閉時間とセキュリティ

事業柄、夜中の作業が発生したり、休日にセミナーを行ったり……事業内容によってオフィスを使用する時間もさまざまです。こういった企業にとっては24時間開いているエントランスが助かりますが、実際にはセキュリティの問題で19時や20時を過ぎると閉まってしまうケースが多いのです。しかし、エントランスが閉まった後でもセキュリティカードがあれば入れる場合もあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

エントランス前の段差に注意

こちらも事業の内容によりますが、オフィスを商品保管場所の様に使う場合は、エントランス前に段差がある事で荷物の出し入れに負荷がかかります。アパレル系や在庫を抱える事業をされている方は気をつけましょう。

【エントランスのチェック項目】
・清潔感があり、お客様からの印象が良いか
・ビル共有の掲示板など、管理会社の管理が行き届いているか
・開閉時間を確認する
・エントランス前に段差があるかどうか

 

2、エレベーター

エレベーターの数と混雑状況

エレベーターの数は書面で確認する事ができますが、出勤時、昼食時、退社時の混雑状況は書面ではわかりません。エレベーターの混雑が業務に支障をきたしたり、お客様に不快な印象を与えることもあります。細かい事ではありますが、実際に体験できない場合はオーナーに確認するなどして混雑状況の確認をしておきましょう。

【エレベーターのチェック項目】
・フロアの規模とエレベーターの数
・エレベーターの混雑状況

 

3、他の入居テナント

一例ではありますが、例えば同じビルに学校が入っている場合、エントランスやエレベーターが一定時間混み合う事が予測できます。また、企業のブランドイメージを大切にしたい場合、ビルを出入りする人の服装_にもアンテナを張っておくと良いでしょう。しかし、テナントの入れ替わりは生じるものなので、今後どのような会社が入居するかは分かりません。

【他の入居テナントのチェック項目】
・同じビルに、どの様なテナントが入っているのか

 

4、眺望、日当たり

高層ビルが増え、オフィスからの眺望を気にって入居を決める……というケースもよく耳にします。しかし、ここで注意したいのが日当たり。いくら景色が綺麗でも、西日が強くブラインドを閉めっぱなしでは意味がありませんね。とはいえ、快適なオフィス環境を作るためには日光も必要です。見極めるためにも夜間の内見ではなく、できるだけ昼間の稼働時間にオフィス内見を行いましょう。
また余談ではありますが、窓周りにブラインドが予め付いているかどうかの確認と、付いている場合には実際にブラインドを降ろしてみる事をおすすめします。意外に費用の嵩むブラインド、前のテナントが残してくれている場合はぜひ活用したいところです。また、残っていたとしても劣化して使えないと撤去に費用が発生します。

【眺望、日当たりのチェック項目】
・内見は日中に行う
・日差しの確認をする
・窓周りにブラインドが必要かどうか
・予めブラインドが設置されている場合は、状態を確認する

 

5、トイレ

清潔さはもちろん、エレベーターと同様にフロア人数に対してのトイレ数を確認しましょう。また、トイレが男女別か、女性社員が多い場合にトイレだけでなく洗面台の数や広さも重要です。内見時、女性社員を連れて女性トイレのチェックも行うとよいでしょう。小さめのビルだと執務スペース内にトイレがあることも……これは女性目線からするとマイナス要素になる場合があります。

【トイレのチェック項目】
・清潔さ
・男女別かどうか
・執務室内にトイレが設置されていないか
・フロア人数に対してトイレの数は足りているか
・女性社員が多い場合は、洗面台や広さも確認

 

6、電気の容量

ビルの規模にもよりますが、マンションタイプであれば電気の容量は必ず確認しておきましょう。複合機のコピーやスキャナーを使う瞬間が一番電気を使うと言われており、容量が足りないと停電します。業種により必要な電気容量は異なりますが、PC1台分を充電するのに必要な容量は1A……20名がPCを使うと20Aは軽く超えてしまいますね。冒頭に記載したように、マンションタイプのオフィスであれば、一般家庭の電気容量である可能性が高く、また電気容量を後々増やせない場合もあるので、こちらも事前の確認が必要になります。

【電気容量のチェック項目】
・電気の容量を確認する
・マンションタイプであれば、電気容量が増やせるか確認する

 

7、「内装構築」お役立ち情報

忘れがちですが、物件が決まっただけでは仕事を始めることができません。内装構築工事が必要です。内装構築の視点を持ち合わせて内見に臨めば、後々役に立ったり、二度手間にならずに済むこともあります。

天井の高さと床の仕様

傾向として、天井が高い空間のほうが人気があります。2500mmより低いと圧迫感を感じるので、内見にはスケールを持参しましょう。また、天井が高すぎることにより間仕切りが既存製品では間に合わないこともあります。特注の造作になると費用が嵩むので注意しましょう。

床の仕様と配線の仕様

【Pタイル】学校や病院の様に硬いコンクリートの床仕様。電源を床下から回すことができないため全て壁から取り出す必要があります。よって、デスクの配置によってはコードが邪魔になるケースも考えられます。

【2WAY・3WAY】床面のコンクリート内に配線用ダクトが埋め込んである仕様。電話と電源の取り出し口が2本のものを2WAY、LANケーブルを含むものを3WAYと言います。

【フリーアクセス(OAフロア)】床が二重の層になっており、その空間に配線を仕込むことができます。よって、電話・電源・LANケーブルの取り出し口がある程度自由に設置することができるので、オフィスのレイアウトの幅も広がり配線が邪魔になりにくく人気のスタイルです。「OAフロア」と呼ばれるのも、同じ仕様を言います。
また、工事をしてフリーアクセスにする場合もありますが、その場合は最低でも50mm床を上げることになるため、天井高が低くなるので注意を。

「空調」「窓」と個室の関係

会議室などの個室を作る場合、空調の数や窓の位置が関わってきます。両方ともオフィスに欠かせないものですが、空調があることで天井まで壁を立てられない……会議室に窓がない……という状況にもなりかねません。会議室に空調がないと夏の暑い時期など特に、集中力が保てません。空調一つをつけるのに100万円程の金額が発生することを覚えておきましょう。

 

最後に

オフィスの内見時にチェックすべき7つの項目、いかがでしたか?予算やエリアも大切ですが、毎日働くオフィス環境こそ気を使う必要があります。後々のストレスになりうることや企業ブランド観点、採用観点でマイナスにならないためにも、これらの指標を基にチェックしてみてください。

【関連記事】
◼︎業者にも向き不向きがあった!?仲介業社の正しい選び方とは
◼︎人気物件は要注意!「申込み」と「契約」の違い
◼︎オフィス契約時に必ずチェックしておくべきこととは?
◼︎オフィス移転のお金の話。敷金(保証金)の基礎知識

seminar_bannar

ヒトカラメディア
ヒトカラメディア
株式会社ヒトカラメディアは『「都市」と「地方」の「働く」と「暮らす」をもっとオモシロくする』をミッションに、ベンチャー企業を対象としたオフィス移転、内装プランニング、働き方のコンサルティングを行う会社です。軽井沢と徳島県美波町で、サテライトオフィスを展開しています。