コワーキングスペースとシェアオフィスの違い、実はない?

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ノマド、という言葉はあまり聞かなくなってしまいましたが、コワーキングスペースやシェアオフィスといった、手軽に利用できるワーキングスペースはすっかり定着しました。フリーランスの方はもちろん、休日を利用して本業以外の仕事・プロジェクトをやっている方もいらっしゃいます。

 

明確な違いは実はない

さてさて、この「コワーキングスペース」と「シェアオフィス」。これらにはどのような違いがあるでしょうか? いろんなサイトを見てみると、両者の違いが紹介されていたりしますが、実は両者にサービスとしての明確な違いはありません。

まず、機能的なところですが、両者共に主に下記のような特徴を備えています。

・ひとつの空間をシェアし、そこでいろんな人が働いている
・フリーアドレス式(一部、固定席や小規模のオフィス区画もアリ)
・月額プランや1日単位の利用など多彩なプラン
・初期費用、ランニング含め、オフィスを借りるより圧倒的に低コスト
・打ち合わせスペースや複合機などは共有
・一部、オプション課金がある

なんとなくコワーキングスペースの方が気軽に使えるイメージもありますが、シェアオフィスにも1日利用のプランを備えるところはあります。安価なコスト、手軽さというところでは両者ともニーズに応えています。

 

コミュニティを求めているか、求めていないか

じゃあ違いが全くないのかと言われるとそうでもありません。明確な違いこそありませんが、求める「雰囲気」のようなものは異なる傾向にあります。かなりニュアンスには近くなりますが、傾向として両者のゆるやかな違いを見てみましょう。

シェアオフィスは名前に「オフィス」がつく通り、オフィス機能を求めていて、ただそこまで広さがいらない、そもそも費用をそこまでかけれない、という人が集まってきます。当然、同じ空間とはいえ、それぞれがしっかりと集中できるように個人ブースのようになっているケースも多々あります(もちろん傾向としてで、全てがそうではありませんが)。

コワーキングスペースはどうでしょうか?「コワーキング(Co-working)」とついていますね。アメリカ西海岸のサンフランシスコが発信地となって広がったこの言葉、様々なバックグラウンドを持つ人たちが同じ場所に集い、同じ時間を共有することで互いに刺激を得るという副産物が重要になってきます。

自然と、何かしらコワーキングスペース自体にコミュニティを活性化させる仕掛けがあったりするわけです。ランチのイベントがあったりと。ボードゲームなど、コミュニケーションの起点となるツールも置いてあったりします。

 

コワーキングスペース、シェアオフィスの「特徴」を把握しよう

まとめると、コワーキングスペースは比較的「オープン」、シェアオフィスは「クローズ」な空間だと言えるでしょう。ただし、コミュニティ性を重視するシェアオフィスも当然存在します。最近ではシェアオフィスも、子どもを預けられたり女性限定だったりと特徴的なものも出てきました。一概に両者の違いは説明しづらくなってきています。

個性的なスペースが増えた分、シェアオフィスか、コワーキングスペースかのネーミングはさておき、そのスペースがどんな特徴を持ち、どんな人が集まってきているのか、しっかり把握することがいままで以上に大事になってきます。

にしてもコワーキングスペースだと、渋谷のヒカリエが月2万円で自分のオフィス(Creative Lounge MOV)になるなんて、オフィス仲介をやっている身からするとスゴイなぁとつくづく思います。

ヒトカラメディア
ヒトカラメディア
株式会社ヒトカラメディアは『「都市」と「地方」の「働く」と「暮らす」をもっとオモシロくする』をミッションに、ベンチャー企業を対象としたオフィス移転、内装プランニング、働き方のコンサルティングを行う会社です。軽井沢と徳島県美波町で、サテライトオフィスを展開しています。